イギリスの大学でのうつ病の扱われ方

筆者は現在イギリスに住んでいます。(2019年4月現在)

以前、日本ではうつ病で心療内科やカウンセリングに通っていた経験もあります。

しばらくうまくいっていましたが、友達がうまくできない、経済面の不安等々でイギリスでもうつ病、不安障害を再発してしまいました。

その時に感じたイギリスでのメンタル疾患の扱いについて書いてみたいと思います!

体の病気と全く同じように扱われる

日本では、うつ病と体の病気が未だに別物だと考えられていて、「うつ病は甘えだ」とか本気で考えてる人が未だにいます。

イギリスでは、少なくとも自分の周りでは、体の病気と全く同じように扱われました。

イギリスの大学には、Disability services(障害サポート)という部署があります。

もともと障害がある人はもちろん、骨折した人等々、普段の生活に支障のある人のサポートをしてくれる部署です。

うつ病や不安障害のメンタル疾患もここで体の疾患と同じようなサポートをしてくれます。

体の病気と同じように休める(休まさせられる)

具体的には、医師の診断書さえあれば、授業の課題の期日延長や授業の欠席などを、この部署の権限で教授に強制的に認めさせます。

自分が見た限り、教授に拒否権はないと思います。

未だに「うつ病は甘えだ」とかいっている人がいて、休むことを認めない教授や上司がいる日本の大学、または会社組織では中々ありえないですよね笑

実際日本の大学では、「かぜっぽい」で休むことは認められても、「うつっぽい」では病欠の理由にはなりませんでした。

でも、イギリスではこういった組織があるおかげで、堂々と「うつっぽい」、「気分が沈んでいる」という理由で休むことが出来ました。

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日本の組織でもこれくらい強制力をもってやれればいいのになと思った次第です。

異常なくらい大学側が心配してくれる

これに関しては、ありがたいと思う人、ほっといてくれって思う人に分かれると思います笑

まず、大学の学生専用ページに「最近鬱っぽいって思う人は気軽にやってみてね」といううつテストがあります。

そこで、「at risk(危険あり)」と出たら、即座にwell-being officerという学生の健康管理担当の専門スタッフのところに連絡が行きます。

そして、個別に「辛かったらすぐにカウンセリング来てください。返事待ってます。」というメッセージが届きます。

これに長く返事をしないでいると、なんと心配してスタッフが部屋まで来てくれます。

自分はたまたま留守だったのですが、「返事がないので心配してます。つらくなったらここに電話ください(電話番号)」みたいな手紙がドアに挟まっていました。

ありがたいですけど、メンヘラ彼女かって感じですね笑

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外国語でカウンセリング受けるのもなんか億劫だしなあと思っていましたが、さすがにここまでされると行かなきゃという感じになってカウンセリングに行きました。

日本の大学やその他の組織でここまでしてくれるところはそうそうないですよね笑

カウンセリングに対して保険適用

日本では、自分でカウンセラーのカウンセリングを受けようとしたら、だいたいの場合完全実費ですよね。精神科医以外のカウンセリングで保険適用は中々ないと思います。

しかし、イギリスでは、個人でやってる病院は全額実費ですが、国指定の病院でカウンセリングを受ければ健康保険適用内なので、かなり安く受けることができます。

さらに、大学側のサービスで、専門教育を受けたカウンセラーの認知行動療法、医師への受診と処方箋がタダでした。

高額医療費制度とかはあるものの、日本だと医療費がバカにならなかったので、とてもこの制度は良かったです!

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まとめ

個人的には気にしませんが、日本では「うつ病と体の病気は違う」みたいな考えが少しながらあり、精神疾患が言い出しにくいところがあります。

基本的に寒いし暗いしなんかいつも天気悪いし、イギリスの生活はあんまり好きではありませんでしたが、これに関してはとても気に入ったという話でした笑

日本もこのくらいの認識になったら住みやすいなと思う次第です。

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