あなたも知らぬ間に家族の形に対しての偏見を持ってしまっているかも?

最近たまに人と話してて気になることがあります。

「イギリスにご両親は来ないの?」、「お父さんとお母さん寂しがってるでしょ」、「家族のグループLINEではどんなこと話してるの?」

こんな質問を受けることがたまにあります。

至極普通の質問ではあるんですが、これを受けた時に私はとても返答に困ります

というのも、筆者の家は家族間のコミュニケーションが皆無だからです。

こんな経験があったので、機能不全家族で20年以上育った自分が、他の人に気づいて欲しい点を何点かシェアしたいと思います。

家族の形は様々である

ダイバーシティが重要だとか最近よく騒がれています。

その一環で、ヘトロセクシュアル(異性愛者)や健常者のマジョリティに対し、LGBTの人たちや障害を持った方などのマイノリティの運動が盛んになってますね。

ですが、家族の形のマイノリティ(仲が悪い家族、機能不全家族)はまだまだ容認される雰囲気が少ないような気がします。

家族=あったかいものという固定観念

「家族はあったかいね」みたいな文言がよくメディアでは流れています。

暖かい家族団欒のシーンはテレビでもネットでもいくらでも出てきます。

何年か前の夏の24時間テレビでも、「家族とは」みたいな企画で暖かい家族像をひたすらに流していました。

そんな影響もあり、「暖かくて仲が良い」家族をみんな持っていると錯覚をしてしまうことが多いです。

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実際はもっと多様な形がある

ですが、実際は仲の良い家もあれば、うちみたいに見えない機能不全家族だったり、DV的な家があったり、現実はさまざまな家族の形があります

仲の良くない人たちにとっては家族は冷たい場所で、積極的に避けるべき対象ですらあります。

それを無視して「家族は仲が良いもの」を前提として、「親には感謝しなさい」、「家族となるべく一緒に過ごしなさい」、「兄弟姉妹と仲良くしなさい」などなど、

話を進めてしまうことは、マジョリティの考え方をマイノリティに押し付けている以外の何物でもなくなってしまいます。

これは、性的嗜好の多様性の考慮せずに、「恋愛とは異性を好きになるもの」という前提で話を進めることとあまり変わりません。

「家族にもいろんな形がある」という点がもっと気づかれたらなあと思う次第です。

「良い家族像」を押し付けると相手の気分を害すかもしれない

自分はあまり気にしなくなりましたが、「仲の良い家族像」を押し付けることにより、「なんで他の家はこうなのに、うちではこうじゃないんだ」的な感じで悲しくなってしまうことがあります。

これは個人の経験ですが、

話し相手:ロンドンご両親来ないの??
筆者:いやうちは来ないですね。
話し相手:えーなんでーご両親心配してるだろうに。帰ったらどっか連れて行ってあげなー

みたいな会話がありました。

相手側には多分全く悪気はありませんでしたが、「いや、仲良かったらそりゃ来てもらって案内とかしたいけど、うちの人と仲悪いから無理だわ」と正直なところ少し気分を害していました。

嫉妬や劣等感を感じ易いタイプの人だと、もっと仲の良い家族像を羨んで悲しくなる可能性があったかもしれません。

この例として、趣味を考えるとわかり易いかもしれません。

例えばあなたがとてもマラソン好きでマラソン大会に参加する予定だったけど、怪我してしまって出られなくなってしまいました。

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そしたらあなたの怪我を完全に無視して友人とこんな話をしました。

友人:今度のマラソン大会参加するよね??
あなた:(足怪我してるから)いや無理よねー。
友人:えーなんでーマラソン楽しいのにー。次の大会は参加しなー。

「いやそりゃ参加したいし走りたいけど、怪我してるし無理でしょ。」みたいな気分になりませんか?

もしかしたら、怪我なく参加できてる人を羨んで悲しくなってしまうかもしれません。

「家族は仲の良いもの」という前提を押し付けてしまうと、これと同じことが起きる可能性があります。

「あなたのうちはどうなの?」と聞いてみる

で、具体的にはどうすればいいのかっていう問題が出てきます。

個人的にしてほしいなと思っていることは、

「うちではこんな感じだけど、あなたのうちはどうなの?」

みたいなスタンスで聞くことです。

さっきの留学先に来る来ない問題だと、

「うちでは来るんだけど、あなたのところはどう?」って聞く感じですね。

他の問題だと

  • 「うちでは両親をどっか連れて行ってあげたりするんだけど、あなたのところはどう?」
  • 「うちでは家族ラインがあってこんなこと話してるんだけど、あなたのところはどう?」

みたいなスタイルで聞いてくれると、仲の良い家族の人は「うちもそうだよ!」というだけで対応できます。

そして何より、仲の悪い家族の人も「うちはあなたのところとちょっと違って、家族仲が悪いんだよね。そういうことはあんまりないよ。」と少しだけ言いやすくなります。

なので、家族の話しをする場合は、「あなたのところはどう??」みたいに聞いてみてほしいなと思います!

まとめ

この家族のあり方に関しての偏見は、正直ヨーロッパの方が強いように感じています。

休日や余暇は家族と一緒に過ごすというスタンダードがあるので、家族仲が悪いなど考えられないんだと思います。

実際に私が家族と仲悪いんだよねっていうと、WHY??? Your familyじゃないか!仲良くしなよ!みたいな反応をされることが多いです。笑

スペイン、イタリア、フランスなんかは休日や余暇は家族と過ごす文化がかなり根付いているので、もっとこんな反応されると思います。

逆に日本は、そういうった文化がヨーロッパより薄いので、かえって「仲の悪い家族」というマイノリティの家族様式を受入れられる土壌があります。

なので、日本で「あなたのところはどう?」と聞くことにより、徐々に仲の悪い家族様式を受け入れられるようになったらなと個人的に思う次第です。

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