魔の2歳児の叱り方【正しく叱る方法を解説します】

「魔の2歳児」という言葉を聞いたことがあるかと思います。

2歳から3歳くらいの子は、何をしてもイヤイヤ言うので、疲れてしまった親がつけた名称です。英語でもTerrible twoという全く同じ概念の言葉があります。

そんな子を育てていると、子供を叱りたくなるときもありますよね笑

今回は主に現在子育て中の方に、「正しい叱り方」を親子心理学、発達心理学の観点からお話をしていきたいと思います。

三つのルールを守る

結論から話すと、2歳頃の子供を叱る際のルールは以下のものがあります。

  • 子供の要求、主張をまず受け入れる(受容
  • なぜそれをやってはダメかの明確な理由を伝える(理由のついた叱り)。
  • 要求を満たすサポートしてあげる姿勢を見せる(サポートの提示

2歳児がうるさくなってしまうのは「自立したい」という気持ちからです。

ですが、まだ2歳児なので「お父さんお母さんに受け入れられている」という気持ちも必要です。

なので、受容により「ママとパパに受け入れられている」という気持ちを育てつつ、サポートを「提示」することにより、自分で選択する自由を自立心を満たすことができます。

子供がはしゃいで人様の物を壊してしまった例

これだとわかりにくいので、例を出して考えて見ましょう。

例えば、子供がはしゃいでいて、お隣さんの花壇だとかを踏み荒らしてしまいました。

まず悪い例から考えると、

なんでそんなところで遊んでたの!危ないでしょうがこのバカ!

怒ってしまうことです。さらに躾と称してひっぱたいたりすると最悪です。

上記のものを一つも守らずに大人側の主張を押し付けるだけになってしまい、三つのルールのどれも守っていません。

理想的な返答は以下の感じです↓

  • ここで遊びたかったのはわかるよ(受容)。
  • でもこれをすると遊ぶとお隣さんが困ってしまうから、ママ(パパ)はやっちゃダメだと思う(理由のついた叱り)。
  • 代わりにこっちで遊んでみるのはどう?(サポートの提示)

と、こんな風に伝えられると完璧です。

子供が夜中に寝たくないと騒いでいる例

もう一つ例をみて見ましょう。例えば、子供が寝たくないと夜に騒いでいます。

悪い叱り方は、

「もう遅いんだからさっさと寝なさい!」

と叱ってしまうことです。

これでは、理由の提示できているかもしれませんが、肝心な「受容」と「サポートの提示」ができてません。

理想的な叱り方は以下の通りです。

  • 寝たくないのはわかるよ(受容
  • でも明日遅刻するとダメだから、寝なさい(理由のついた叱り
  • もし怖いんだったら一緒に寝てあげるけど、〇〇ちゃんはどう思う?(サポートの提示

こんな風に伝えることができれば、完璧です。

根気強くいきましょう

ただ、何しても「やだ!」「やだ!」という二歳あたりの子供は、上記のような言い方をしても聞いてくれない可能性が高いです。

というか、発達心理学的に考えて論理的思考がまだできない年齢なので、ほとんどの場合は聞いてはくれないでしょう。

ですが、「こうやってよ!」と一方的に大人の主張を押し付ける代わりに、根気強く「受容」、「理由のつきの叱り」、「サポートの提示」を守って叱ってあげましょう。

その積み重ねによって、子供は表には出さないと思いますが、無意識下で自立心と自己肯定感のベースを育むことができます。

「言うことを聞いて欲しい」という大人側の一方的な要求で自立心を潰さないであげましょう。

大人の気分によって叱る内容を変えないこと

子供にとっての「親の叱る行動の非一貫性」はかなりの心理的ダメージを子供に与えます。

例えば、子供がなんか買って欲しいものがあってぐずっていたとします。

(機嫌いい時):いいよー。最近〇〇ちゃんはいい子にしてたからね。
(機嫌悪い時):ダメに決まってるでしょ。どんだけお金に苦労してるか分かってんの!?

これは極端な例かもしれませんが、こんな風にその時の機嫌によって返事を変えてしまうのが、「一貫性のなさ」の典型例です。

「あの時ママ(パパ)はこれ良いって言ったのに、なんで今はダメなの?」

といった感じで理解ができず、「前は良かったけど、今度は怒られるかもしれない」と心配することになり、お子さんはお母さんの元で安心ができなくなります。

そうなると、他の人のことも根本的に信頼できなくなります。最悪、将来的な人間不信等につながる可能性が高いです。

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自分の機嫌によって子供に言うことが変わっていないかチェック

このことから、機嫌によって言うことが変わっていないか常にチェックをしましょう。

例えば、機嫌が悪い時は普段怒らないようなことでも怒ってしまっていないか常にチェックをしていきましょう。

叱る時を一定化させることにより、子供はそのうち「これをすると怒られるな」という明確な基準がわかるようになります。

そうすると子供の中で、親の行動の「一貫性」がわかるようになり、子供に心理的ダメージを与えることを防ぐことができます。

そうはいっても親も人間なので、イライラしてしまう時はあります。

ただ、自分の行動をチェックする習慣があるか無いかで、子供に対するダメージはかなり軽減されます。

自分の機嫌によって子供の信頼感を失わないよう、日々自分の行動をチェックしていきましょう。

 まとめ

魔の2歳児は子育ての中でも一番大変な時期とされているところです。

加えて色々なことを同時にしなければいけなかったり、親のストレスは大変なものだと思います。

しかし、上記の2点さえ守ることを意識していければ、子供は心理的にも健やかに育ってくれます。

ここまで読んでくれた方でもし子育て中の方がいれば、大変な時期に読んでくれてありがとうございました。

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