過保護の親の心理とは?過保護の連鎖を防ぐには

前回は「過保護問題」の子供サイドについて書きましたが、今回は大人サイドについての記事になります。

前回はこちらから↓

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過保護はヘリコプターに乗って常に監視をしている様子から、英語ではHelicoptor parentsなんていったりもします。

今回はそんな過保護の親の心理、過保護を未然予防する心がけのコツを書いていきたいと思います。

子供に嫌われたくないから

色んな理由ありますが、これが一番多い理由かと思います。

「かわいいからー」と言ってとても子供を可愛がっているいい親に見えてしまうかもしれません。

しかしもう少し深く考えてみると、「ママ(パパ)なんでもやってくれるから大好き」と言われたいという心理があります。

子供を自立させようとすると、どうしても子供が嫌がることをしなくてはいけません。

例えば、保育園や幼稚園に慣れるまでは行くのをとても嫌がったりしますよね。子供の嫌がることをすると、当然「ママパパ嫌い!」と言われる可能性があります。

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「ママパパ嫌い!」と言うことは、子供が親から離れる自立心を養う上でとても重要なことです。

しかし、過保護にしてしまう親は「嫌い!」と言われること自体がとても嫌なので、子供でもできることを全てやってしまうのです。

子供が反抗期を迎えたら無言の圧力を加える

子供は成長すると、そのうち反抗期を迎え、親に対して反抗をするようになります。

「嫌い!」と言われることが親にとってとても嫌だと、反抗期を迎えた際、「うるせえジジイババア黙ってろ」なんて言われることなど親にとって言語道断の最悪の事態です。そうじゃなくても嫌ですもんね笑

子供が小さい時は全部やってあげているだけで、「ママパパ好き」と言ってくれました。

しかし、子供が思春期を迎えるころには、全部やってあげているとそれはそれで「もういい年なのに手出してくんな」といって嫌われる恐れがあります。

なので過保護に陥ってしまっている親は、子供が小学校高学年から中学生ぐらいになった際には「無言の圧力」の戦略に、多くの場合シフトチェンジします。

子供がなんか反抗して来た際に、「なんでお母さんお父さんはこんなにしてあげたのにそんなこと言うの??」ということによって、「子供に嫌われてかわいそうな自分」を見せます。

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そうすることによって、子供に、親に反抗することへの罪悪感を植え付け、直接手を下さずに、「うちの親は色々してくれたからいい親だ」と自動的に言うように仕向けるのです。

「反抗しない子」=いい子?

皮肉なことに、儒教の影響で親を敬う文化が強い日本では、これが良いこととされてしまっています。

「うちの子は一度も反抗期がなかったのよー。いい子達でしょー。」なんて友達に誇らしげに言っている親もたまに聞きますが、本当に困りますね。

たしかに親にとって手間はかからなかったかもしれません。

しかし、自分の都合で子供にとって大切な反抗と自立の機会を潰してきた子供に対しての悪影響は計り知れないことも事実です。

過保護の連鎖を防ぐにはどうすればいいのか?

対策1. 「嫌われる勇気」をもつ

子供を自立させることが仕事の親は、「ママパパ嫌い」と言われてなんぼの仕事です。

子供から「ママパパ嫌い」と言われたら、「よっしゃ自立がきた」と思うぐらいの心の持つように心がけたいものです。

あとは子供に嫌われることが嫌いな方は、大人から嫌われることも大概嫌いです。ぜひ、「嫌われる勇気」をぜひ持ちましょう。

本でも書いてありますが、自己承認要求ほど邪魔なものはありません。

その「嫌われる勇気」の良い例がクレヨンしんちゃんです。

見たことある方はわかるかもしれませんが、しんちゃんの両親に対する悪口は半端じゃないです笑

クレヨンしんちゃんのお母さんであるみさえやお父さんのひろしは、子供のしんちゃんに何を言われても多少怒ることはありますが、全く動じていません。

とくにひろしなんかは何言われても全く動じていないので、本当に心理的に強い人なんだなと感心しています笑

ぜひクレヨンしんちゃんのご両親のような「嫌われる勇気」を持って子供に接して行けば、過保護の未然予防につながります。

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対策2. 子供の「これやる!」を信じる

子供はある程度の年齢になるとなんでもやりたがりますね。

ただ親にも都合があるので、「わかったわかった」と無視してしまうこともあります。

過保護の親だと「〜ちゃんはまだ出来ないからママパパがやってあげるね」といった形で無視をしてしまうことがあります。

しかし、「これやる!」と言われたことはできるだけやらせてあげるようにしましょう。(年齢的に明らかに不可能そうだったり、危険そうだったりするのは除きます)

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その時に、重要なポイントは二つあります。

  1. 子供のサポートを大人が行う
  2. できたことを褒める。

この、「自分ひとりじゃ無理だけど大人のサポートがあればできる」ものは子供の発達にとって非常に重要な点です。

心理学の専門用語では、最近接発達領域(Zone of proximal development; ZPD)とかいいます。

これだけだとわかりにくいので、筆者が実際に見た例をあげてみます。

駐車場で駐車券の支払いがありますね。

そこで子供が「ぼくやる!」みたいな感じでぐずっていて、それをお母さんは子供を持ち上げ手を届くようにし、子供に支払いをやらせてあげていました。その後は「よくやったね」と褒めてあげてました。

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「駐車料金の支払い」という「自分一人ではできないけど大人のサポートがあればできること」(最近接発達領域)を、1. 挑戦させる。2. 挑戦を褒める。という完璧な形でそのお母さんはサポートをしていました。

過保護な親だと、これは「駐車料金の支払いなんてまだ-ちゃんにはできないからママがやってあげるね」と、せっかくの学びの機会を奪ってしまいます。

ぜひ、お子さんをお持ちの方は、「これやる!」を大事にし、それのサポートをしていってあげてください。

そうすれば過保護も自然と防げますよ(^ ^)

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