毒親とは何か【心理系大学院生が選んだ特徴三選】

「毒親」って聞いたことありますか?

特に明からさまに子供を殴ったり、虐待したわけではないけども、子供に対して悪影響を与える親のことです。

そんな親に育つとなんとなく生きづらさを抱えてしまうのが「毒親育ち」と言われている人たちです。筆者もそうです笑

「毒親」の定義とはどんなものなのか、その特徴を心理学的な視点から解説をしていきます。

とにかく恩着せがましい

自分のしてきたことに対しての恩を求めてくるタイプです。

典型的なタイプが、「あんたを育てるのにどれだけの苦労をしたと思ってんの」といって感謝を求めてくるタイプです。

他にある行動としては、

  • あんたのためにどんなにお金かけてきたと思ってんの。
  • あんたのためにお父さんお母さんは一生懸命働いてるんだよ。
  • なんでこんなにお金かけてあげてんのに勉強できないの?
  • ちゃんと住むところも食事も学費も出してやってんのに、なんか文句あんの?
  • 世の中には子供を殴ってしまう親もいるんだよ。ちゃんとした親に生まれたことに感謝しなさい。

なんてものがあります。全部筆者の聞いたことのある実例です笑

何回かこういうことを言ってしまうこともあるかもしれません。しかし、これをずっと続けてしまうと、立派な精神的虐待となってしまう可能性があります。

心理学的には、二つのまずいことをしてしまっています。

  • 罪悪感を押し付ける
  • 子供の本当の気持ちを汲み取っていない

そうなると、子供としては大人になった際に、

  • 自分の本当の気持ちがわからない
  • 自分を責めてしまう
  • 相手に過剰に尽くしてしまう

等々の生きづらさが出てくる可能性があります。

子育てにとって重要なことは、「愛情」です。愛情は見返りを求めるものではありません。見返りを求めてしまうのが、毒親の特徴でもあります。

人と比べる

これは一番目に見えてわかりやすい毒親の形です。「〇〇ちゃんはあんなにできてるのに」といって子供を責めるタイプです。

例を挙げるとすると、

  • お兄ちゃんお姉ちゃんはあんなにできてるのになんであんたは出来ないの?
  • 〇〇ちゃんはあんなに出来るのに、なんであんただけ出来ないの?
  • 〇〇ちゃんはいい子なのになんであんたはそんな悪い子なの?

心理学的に、「ありのままの自分を受容される」と言う体験は子供の心理的発達にとって非常な要素の一つです。

子供は自分で自分を認める方法がわからないので、親に受容をされることで、自己肯定感を育んでいきます。愛着理論という心理学の理論でこれは証明されている事実です。

これを考えると、この行動はあからさまに子供の自己肯定感を潰す行為です。これをしてしまうと、子供としては大人になった際、

  • 自分が嫌い
  • 劣等感が激しくなる
  • ミスをしたときに異常に落ち込むようになる
  • 自傷行為(最悪のケース)

等々の障害が出てくる可能性が高まります。

家族内の誰かを嫌うように仕向ける

これはあまりわかりにくい特徴ではあるかと思いますが、毒親の特徴の一つです。

家族の誰かを責めるように仕向けるパターンです。

例えば、お母さんがお父さんのことを嫌いだった場合、

  • 「お父さんはこんなにひどいんだよ」
  • 「お母さんは悪くないのにね、お父さんはこんなことをして来たんだよ」
  • 「〇〇ちゃんもお父さんとはあんまり話しちゃダメだよ」

なんて感じで家族内のある特定の誰かを嫌うように仕向けることは、これは家族心理学的に考えてアウトの行為です。

健全な家族関係とは、一人一人が均等なコミュニケーションを取れている状態です。

お母さん、お父さん、子供の3人を線で結んだ「Triangulation(三角形)」と筆者の大学院では呼んだりしています。

上の例だと、お父さんと子供の健全なコミュニケーションを破壊することになってしまい、三角形の形が崩れてしまいます。

子供としてはこれをされると、自分の本当の気持ちを押しつぶすことになるので、

  • 自分の意見を言いづらくなる
  • 他人に尽くしすぎてしまう
  • 嫌な誘いを断れなくなる

等の生きづらさが発生する可能性が高まります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

いかに毒親が子供の「生きづらさ」を作ってしまうか、なんとなくわかったかと思います。

「虐待」とは殴る、罵倒するだけではありません。グレーゾーンにいるのが毒親の特徴でもあります。

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