人付き合いがどうしても苦手な方っていませんか?
筆者もそうなのですが、別に特段引きこもりというわけでもなく、ある程度友達はいるけども、なぜか人付き合いが苦手という方は多いと思います。
あんまり親しくない人たちと飲む飲み会なんか最悪ですね笑
そのような方の心理と、それに困っている方の対処法を解説していきます!
目次
知り合いが怖い二つのタイプ
人付き合いが苦手で困っているという方は、おそらく二つに分類されるかと思います。
- そもそも人と会うのが苦手
- 初対面の人は大丈夫だけど、親友未満の知り合いとの付き合いはなぜか苦手
その理由をそれぞれ以下の章に解説をしています。
「そもそも人付き合いが嫌い」なタイプ
他人と関わることにそこまで喜びを見出せないので、人付き合い自体があまり得意なタイプではないタイプです。
このタイプは元々の性格等もあると思いますが、根底にある心理は「他人から自分を守る」という心理です。
これは無意識の領域なので、本人が気づいていているケースはかなり稀ですね。
「他人は自分を攻撃してくる可能性がある」という心理が2のタイプ(親友未満の付き合いが苦手なタイプ)よりも強いので、親友、知り合い、赤の他人すべてを少し怖がってしまいますが、社会生活が送れないほどではないのがこのタイプです。
なぜ「他人から自分を守る」という考え方を持ってしまっているのかについては以下の章に解説をしています。
「親友未満の知り合いが苦手」タイプ
1のタイプの方に比べて少し分かりにくいですが、2つ目の方の心理特徴として、「自分のことを悪く言われることが怖い」という特徴があります。
ちなみに、これも完全に無意識の領域なので、本人が気づいていることはかなり稀です。
自分以外の他人は主に三つに分けられます。
- かなり親密な人(親友、恋人、家族等)
- 知り合い(あんまりつるんでない友人、知り合い)
- まったくの赤の他人
1の人は自分のことを悪く言ってくる確率が低いです。もうすでに悪いところも知られて、それを認めてくれているということが分かるからですね。

3の赤の他人も自分のことを悪く言ってくる確率が低いです。まだ悪いところも含めて自分のことを分かっていないためです。
「自分のことを悪く言われることが怖い」人にとって一番危険(?)なのが、2の友達になりかけの知り合いの領域にいる人たちです。
まだ自分の悪いところをまだはっきりと分かっていない、でも自分のことはある程度知っているという点で、自分のことを悪くいう確率が高いためです。

こんな理由から、「初対面の人と話すのは問題ないし、ある程度友達はいるけども、知り合いが怖い」といった心理が発生します。
そのような心理を持っていたら、「微妙に知ってい人たち」の集まりである人付き合いなんかいきたいわけがありませんよね(筆者もそうです笑)
幼少期に親を信用できなかったことが主な理由
1の「そもそも人付き合いが苦手」という方は、心理学ではAvoidant attachment style(回避型愛着スタイル)なんて言ったりします。
その名の通り、人との繋がりそもそもを回避してしまう特徴を持つ方ですね。
一方、2の「知り合いが苦手」という方は、Anxious attachment style(不安型愛着スタイル)と言います。
表面的な人間関係は大丈夫だけど、親密な関係になりそうになると避けてしまうタイプです。
二つのタイプに共通するのは、「人を信頼できなかった」という過去です。
人を信頼する能力は、幼少期に育てるものです。
多くの場合親(毒親の場合が多い)が機嫌によって態度を変えてきたり、虐待的だったりすることが多いです。
そうなると、親を「いつでも」心の底から信頼できる状態ではなかったことが多いです。
そうなると、「他の人=攻撃してくる可能性がある」という考え方をしてしまうことがあります。

この無意識の考え方を、自動思考と呼んだりします。
このような考え方があるため、「人を避けてしまう」という行動が出てきてしまうのですね
どうすればいいのか?
ではどうすればいいのか?という
「自動思考を経験から書き換える」必要があります。
「自分を攻撃してくる可能性がある」という自動思考が根底にありますので、それを書き換えれば治るという考え方です。
これを心理学では認知行動療法なんて言ったりします。
そのコツとしては、「不安を感じるものを分解し、不安の小さなものから経験していく」というものです。
例えば、「不特定多数が集まる会が怖くて治したい」という目標があるとします。

このような会に参加することを最大の目標として、それに達成するための小さな目標を達成していきます。
- (不安度大)不特定多数のパーティーに参加する
- (不安度中)知り合い同士の集まりに参加してみる
- (不安度小)友達同士の集まりに参加してみる
こんな風に不安度の小さなものから少しずつ経験的に、「他人は自分を攻撃してくる可能性がある」という考え方を書き換えていきます。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
人を避けてしまうことは元々の性格だけではなく、育ってきた環境も大いに関係あることが分かったかと思います。
ここまで読んでいただいた方はありがとうございました!