「働き方改革」が日本では盛んですね。
それの流れで、「ヨーロッパは働く時間少なくて羨ましいなあ」、「ホワイトが多くていいいなあ」と思う人も多いと思います。
たしかに、過労死レベルの長時間労働してるのは企業の幹部とか一部の人だけらしいです。
私は少しの間、休みの期間を利用してイギリスでバイトをしておりました。
しかし働いてみてびっくり、理不尽なブラック職場は普通にありました。
そこで一週間ほど(短い!)でしたが、
その紹介を自己体験ゆるくしてみたいと思います。
理不尽すぎるお叱り
私が働いていたのは小さな日本食品のお店でした。
経営母体はヨーロッパの会社で、イギリス人、ポーランド人(なぜか)、日本人の三つの国の人がいました。
時給は最低賃金といえど、£9(約1300円)。日本のそこらへんのバイトじゃなかなか到達しない額です。
意気揚々と仕事に向かいました。
仕事教えてくれない先輩
そして、僕の直属の先輩となったのはポーランド人の女の子でした。
いわゆる研修担当の先輩ってやつです。
仕事中もなんか歌ったり、彼氏と電話したり陽気でいい人そうだなと思って、仕事を教えてもらおうと彼女の所に行きました。
- 筆者:「ちょっとこれ教えてもらえる?」
- ポーランド人:「No!」
- 筆者:「ちょっとこれわかんないんだけど」
- ポーランド人:「他の人にきいて!」
Noって笑笑
何回聞いても仕事を教えてくれません。仕方なく、棚の整理だとか、ゴミ出しだとか分かりやすい仕事をしておりました。
それをやってると、バイトリーダー的な存在のポーランド人は「他の人のやってること見てちゃんと仕事して!」みたいな感じで言ってきます。
私のやっていることの効率が悪いのもありますが、さすがに手順を教えてくれないと見てるだけじゃわからないこともあります。
でも、教えてくれる人も教えてくれず、私はこの時点で詰んでいました。
店長にみんなの前で怒鳴られる
そしたらちょっと怖めの店長が登場。
しばらく周りの様子をみて、ちゃんと仕事してと言われてる私をみつけ、「きみちょっと」みたいな感じで呼び出されました。
そして、
「ちょっと君もうちょっと効率的に動いてくれないと困るよ!」
と出勤三日目でガチで怒られてしまいました。
私は豆腐メンタルで自己主張がとても苦手なので、「すいません」と萎縮することしかできませんでした。(ここで主張できる人なら改善されるかもしれません。)
仕事始めて三日で窓際族認定
で、こいつは仕事ができないと判断され、表から降ろされ、裏でひたすらジャガイモの皮を剥く係に任命されました。
200万以上払ってロンドンまできて、一日中ジャガイモをひたすら剥くってさすがに謎すぎますね笑
そんなわけで、初出勤から一週間しないうちに窓際族認定されてしまいました。
8時間ぐらいたちっぱでジャガイモを向いていると、自分が自分じゃないような気になってくるんですよね。
なんかジャガイモ剥きマシーンを外からコントロールしてるみたいな感覚に陥ります笑
ジャガイモを剥くことに関しては一週間でマスターになりました。
サービス残業横行
その店は15分ごとに給料が出る仕組みでした。
日本でもよくあるやつですね。例えば、18:45まで働いたら、19:00まで働いたことになるやつです
飲食店とかにもよくあるやつです。昔バイトしてた東京の某カフェチェーンもこのタイプでした。
普通の会社だったら、46分まで働いても00分まで働いたていとして繰り上がります。サービス残業を発生させないためですね。
で、自分が働いていた場所では、まさかの繰り下がる方式でした。
一回、18:58で仕事を終えたので、これは19:00となるだろうと思っていたら、
「はい残念でしたー。もうちょっと遅かったらよかったのにね。」
と言われて、退勤時間を18:45に書き換えられてしまいました。
そこの13分はサービス残業ですね。
数百円単位のことかもしれませんが、これが長い間勤務して積み上がったら大変な額になります。
サービス残業なんてヨーロッパには存在していないと思っていた私にはとても衝撃的な体験でした。
まとめ
ヨーロッパはわりと労働者の天国みたいに話が進んでいることが多いです。
一週間しか働いていないので、正直全体がどうとも言えないですが、
こういう超絶ブラックともホワイトともいえないブラウン企業だったらヨーロッパにもたくさん存在するのではないのかなあと思った次第です。