「子供のため」と子供のことを全てやってしまうことは、「過保護」として子供に対して悪影響を与えてしまいます。
過保護に関して明確な定義はありませんが、例をあげるとすると、
- 必要以上の過剰なご褒美を与えること。
- 失敗を極度に恐れて、自分で挑戦をする機会を奪うこと
みたいな養育環境です。ドラえもんでいったらスネ夫みたいな養育環境ですね笑
今回は、もし子供がそんな極端な過保護な親に育てられた場合、具体的にどんな影響が出るのかを解説していきたいと思います。
他人との境界線がわからなくなる
極端な過保護で育つと、他人との健全な境界線がわからなくなります。
親が全部やってくれたため、親と自分の境界線がとてもあやふやになってしまいます。そうなると、「親は自分の一部」といった歪んだ認知をしてしまうようになります。
その状態で育つと、他人を別の考えを持った全く別の人として見ることが困難になり、「他人を自分のもののように扱っても大丈夫」という考えや行動が生まれてきてしまいます。
そうなると、
- 相手の行動全てを把握したがる。
- 同意なく長期間友達や彼氏彼女の家に寄生する。
- 相手のものを勝手に見る、使う。
なんて行動に出てしまうことがあります。
あとは、DVや虐待といった形で出ることもあります。
別記事で、無理やりコントロールしたがる身体的虐待やDVっていうのも書きましたが、↓
これに関しても、過保護の影響が出ていることが多いです。
自分と相手の境界線があやふやなため、他の人を自分と考え方の違う一人の人ということを認識出来ていないために、
「他人も自分の一部」→「自分の思い通りにしてもいい」→「別に殴ってもいい」
という考えからやってしまっている場合が多いです。
不健全な全能感を持ってしまう
全てをやってもらってしまったり、何をしても褒められるような環境にいると、次第に子供は「自分はなんでもできる!」、「他人は自分を認めるべきだ」と考えてしまうようになります。
これを不健全な全能感といいます。
不健全な全能感を持ったまま大人になってしまうと、「自分の要求は全て満たされるべき」みたいな考えに陥ります。
そうすると、「俺の酒が飲めないんか」精神で自分の要求を押し付けてくるようになってしまい、自分の要求を他人が受け入ないことに対して大きな不満を抱くようになってしまいます。
たとえば、実際に筆者の知り合いで、彼女の一人暮らしのアパートに寄生し、家事をやらないと怒るみたいな人がいました。
これは典型的な「自分の要求は満たされる」考えの典型例です。
ちなみに有名人だと、アメリカ大統領のトランプ氏がこの典型例だと考えられています。
「おれの言うことを聞け」と反対意見を言う人は全て解雇したり中々好き放題やっていますね。
トランプ氏の親御さんが過保護だったかはわかりませんが、不健全な全能感の典型例だと考えられています。
恋愛グセがひどくなる
過保護で育つと、「不健全な全能感」と「他人との境界がわからない」ために、恋愛グセもとても悪くなってしまうこともあります。
例えば平気で浮気をしてしまったりすることですね。
不特定多数の恋愛をしてしまう人の深層心理として、「別にこの人と別れたところで自分を好きになってくれる他の人はいる(不健全な全能感)」といった考えがあります。
その他の考えには、別れられた側の人間と自分の境界がわからず、自分の一部として見てしまっているので、「自分の好きな時に捨ててもいい」という考えに陥ってしまっています。
あとは、平気で浮気をしてしまう人も、不健全な全能感、他人と境界がわからないことで浮気を繰り返してしまうことがあります。
深層心理としては、
- 別に浮気しても大丈夫でしょ(不健全な全能感)
- バレる急に優しくして自分に引き止める。もしくは逆ギレ。(相手の反対意見を押しつぶす。相手を一人の人間と考えられていない境界の不明瞭性)
- 不健全な全能感があるので、「またしても大丈夫でしょ」と考え、浮気を繰り返してしまう。
- 以下ループ
みたいな悪循環に陥って、浮気を繰り返してしまいます。
そのような感じで、「不健全な全能感」、「自分と相手との境界がわからないこと」は恋愛グセの悪さにも出てしまうことがあります。
まとめ
今回は恋愛に関する影響を書きましたが、過保護で育つことで出てきてしまう影響は他にもたくさんあります。
ここまで読んでいただいた方はありがとうございました!
1件のコメント