イギリスのカウンセリングってどんな感じ?日本のカウセリングとの三つの違い

筆者はイギリスの大学院に留学中(2019年4月現在)ですが、昨年12月ごろ、お金面やその他諸々のプレッシャーが重なり、不安障害、うつ病と診断されてしまいました。

そのため、約8回のカウンセリングにイギリスで通っておりました。

筆者は日本でも全く同じようにカウンセリングに通い、治療を受けていた経験があります。

外国で現地人向けの心理カウンセリング、日本でのカウンセリング両方受けた人間もなかなか居ないと思うので、イギリスのカウンセリングと日本のカウンセリングの違いを個人的な経験から書いていきたいと思います。

生い立ちを根掘り葉掘り聞かれる

カウンセリングを受けたことがある方は分かるかもしれませんが、カウンセラーの方はとにかく話をよく聞いてくれます。

イギリスのカウンセラーの方は、そんな風にひたすら悩みを聞いてくれるだけではなく、「悩んでいる根本的な原因はなんなのか」というのを日本のカウンセラー以上に徹底的に突き止めようとする姿勢が見られました。

なので、まずカウンセリングが始まった初期に、どんな環境で育ったのか、どんな家族構成なのか、どんな交友関係なのか、どんな仕事や勉強をしてきたのかを根掘り葉掘り聞いてきます。

多分最初のセッションは、今何に悩んでいるのかに加え、それを聞かれることでほとんど終わったような気がします笑(拒否したらそこまで根掘り葉掘りは聞かれないはずです。トラウマある人もいますしね。)

日本のカウンセリングでも軽くは聞かれましたが、そこまで深くは聞かれませんでした。

心理カウンセラー=科学者?

この理由は、個人的な推測だと、イギリスのカウンセラーは「科学者」であるためです。

日本でカウンセラーとなるためには、指定の大学院修士課程で臨床心理学を専攻する必要がありますが、そのコースは全て「文系」に属するものだと思います。

一方、イギリスのカウンセラーは、心理学が理系の学問分野に分類されているので、Master of Science(理学修士)を持っていることがあります。

なので、イギリスのカウンセラーはゴリゴリの文系ではなく、科学としての心理学を扱う心理学者としての側面も強いです。

そのため、理系の実験のごとく、根本的な因果関係を科学的に突き止めるスタンスを取るのだと思います。

自殺をほのめかすことを言うと、かなり強い言い方で全力で止めてきてくれる

これに関しては、日本でも同じところはあるかもしれません。

イギリスの人口は6000万人、その中で毎年自殺してしまっている人は4千人から5千人程度だと言われています。

数だけで言うと、人口1億2000万人に対して2万人以上の自殺者が出てしまっている日本に比べるととても少ないですが、自殺防止に対しての熱が半端じゃないです

稀に電車への飛び込み自殺がロンドンの電車でもありますが、地元で大きなニュースになったり、イギリスの東尋坊と言われているイギリス南端の白い崖(世界史の教科書とかにも出てきますね)にパトロールを配置したり、自殺やその防止に関しては関心がかなり高いです。

そんなわけで、カウンセラーとしても全力で止めてきます。

天使のようなカウンセラーさんが一瞬鬼のようになった

私の担当をしてくれたカウンセラーは、何を話しても「うんうん」と聞いてくれる普段天使のようにめちゃめちゃ優しい人でした。

しかし、当時追い詰められていた筆者は「死にたくて、詳細な計画も立ててしまっている」と話したら、

表情を変え、「それは本当によくありません。それが実行できてしまいそうなものが部屋にあるなら、次回カウンセリングに来るまでにぜっったいに捨ててください。分かりましたか?」とかなり真剣な表情で訴えかけてきました。

日本のカウンセラーさんだと、そこまで強い言い方をされたことはありません。というか強い言い方をするのはダメなんだと思います。

国として自殺問題がとても重要視されているっていうのもあったと思いますが、英語も拙いし、自分とは全く関係ない一人の外国人のためにここまで熱くなれるとは、本当にすごいカウンセラーさんだなと感じました。

メモを取らない

これに関してはカウンセラーさんによって違うかもしれません。

私の担当のカウンセラーさんは、部屋に入る時にコーヒーカップを持っているだけで、メモを持ってませんでした。

その代わりに、1セッション1時間のカウンセリングの時間中は私の目から視線をずっとずらすことなく、とにかく話を聞いてくれました。

「メモ取らなくて大丈夫なんかな」とか最初思ってたりしてましたが、後から聞くと、カウンセリング後に全部書き出していてくれたみたいです。

次に来た時も前回話した内容は正確に全部覚えてくれていましたので、かなり詳細なメモを取ってくれていたのでしょう。

あと、おそらくクライアントの話したことはカウンセリングの時間の前に予習してカウンセリングに臨んでくれていたのだと思います。

日本のカウンセラーさんだと、その場でメモやカルテを見ながら、「さて前回は何を話しましたっけ」といった形で話をしていることが多かったような印象があります。

個人的には日本のカウンセラーさんのスタイルでも全く構いませんでしたので、特にどっちが良いとかはありませんでしたが、イギリスのカウンセラーさんの方がカウンセリングに対しての熱意を感じることが多かったです。

まとめ

そんな感じで、イギリスと日本のカウンセリングの違いを感じました。

日本では2人、イギリスでは1人のカウンセラーさんのカウンセリングしか受けておりませんので、ここに書いてあることは、他のカウンセラーさんでは違うこともあるかもしれません。

一個人の意見として参考程度に読んでいただけると幸いです。

ここまで読んでいただいた方はありがとうございました!

2件のコメント

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です