サイコパスの特徴と原因

サイコパスって聞くとなんか映画に出てくる殺人鬼みたいなのを思い浮かべるかもしれません。

実はサイコパスはある一定数いることがわかっており、全員が全員殺人鬼みたいな感じではありません。特に犯罪とかも犯さずに大多数は社会に溶け込んでいます。

今回はそのようなサイコパスの心理的な特徴と、その生まれる原因を簡単に解説していきたいと思います。

とても魅力的な自分を作り出し、他人を騙す

サイコパスの人は、他人と自分を騙すのがとてもうまいです。

自分の本心を騙し、「とても魅力的な人物」を演じます。そして、それをもって他人を騙すのです。

「とても魅力的な人物」にしか見えないので、一般の目から見たらわかるはずもありません。「道徳観の欠如」、「極端に怒りっぽい」といった特徴から本当のいい人とは違うような特徴が見え隠れすることがあります。

この、「とても魅力的な人物」を作り出すことを可能にしているのが、以下の二つの能力です。

  • 自分の外側に新たな自分を作り出す能力(心理学ではExternally-assembled self(外界に作り出した自己)と言います)
  • 相手の行動や言動を分析する高い能力。相手の言動を見て、どんな自分を作り出すか決めている。

これは、本来の自分に心を失ってしまった結果できてしまった能力です。これについてはのちに解説をしています。

罪悪感の欠如

さきほどの「他人を騙すこと」にもつながりますが、他人に対する罪悪感の意識がとても低いです。

子供でいうと、反社会的な行動、暴力行為をしたりします。

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具体的な行動としては、以下の行動がみられることがあります。

  • 下級生に対してかなり強い暴言を吐く。
  • 赤ちゃんに対して暴力を行う
  • 周囲の大人に対しての強い反抗

サイコパスの大人は、これらの暴力行為は静まり(静まらない場合もあります)、逆に他人を騙すことに特化して、病的なまでに嘘をつくということがあります。

こんなふうに道徳規範を守ることへの意識の低さ、他人への罪悪感の低さが大きな特徴の一つです。

共感性が全くない

サイコパスの人は他人に対する共感性が極端に少ない、または欠如しています

最近の研究では、共感性のオンオフができるなんて言われたりもしていますが、基本的には一般に比べて共感性が極端に低いです。

そうなると、「他人を騙したら相手は困るだろうな」、「これをしたらこの人は傷つくかもしれないな」といった相手の立場になって考えることが難しくなってしまいます。

ですが、この「共感性」がないことというのは、一部のハイクラスの職業でとても役立つスキルでもあります。

例えばお医者さんとかですね。手術のたびに「痛いよねごめんね」と治療が出来なかったら仕事になりませんね。

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あとは経営者の人とかにも役立つスキルでもあります。経営上の大きな決断をするのにいちいち末端の人の個人的な理由とかに共感してたら、これも仕事になりませんしね。

なんでこういうことが起きるのか

育ってきた家庭環境が最悪の状態

やはりこういうことが起きるのも、多くは育ってきた幼少期の問題です。

どの家庭にも多少問題はありますが、サイコパスの人の育ってきた家庭環境の問題はとても深刻な最悪なケースが多いです。

  • DVなどの家族から直接的な暴力を恒常的に受ける。
  • 衣食住などの生死に関わる完全なニグレクト
  • 近親相姦などの性的虐待

等々最悪なケースの虐待を受けて来た場合がほとんどです。

日本で凄惨な殺人事件を起こしてしまう、サイコパスと世間一般で考えられている人の幼少期の養育環境を調べてみても、まず安定的な家庭環境で育った人はいません。

心を捨てて心だけは傷つけられないように

そんな環境で生き抜くためには、ひたすらに親に対して「ごめんなさい」といったり、逆に相手を責めて自分を守るといった方法はもう役に立ちません。

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そうすると、自分と心を切り離して心だけを捨ててしまうことにより、自分の身体は傷つけられても、せめて心だけは傷つかないようにするしかありません。

そうすると、人間的な心がどっかにいってしまうので、罪悪感や人間的な他の人の共感性「人間の心」を持った人で無くなることは当然ですね。

相手にとって理想的な自分を作り出す超人的なスキル

体は傷つけられても、心だけは傷つけられまいとするまでの過酷な環境で育ったサイコパスの人は、超人的な二つのスキルを身につけています。

  • 相手の行動や仕草を分析する力
  • 相手にとって理想的な自分を作りだす力

幼少期から常に攻撃にさらされてきたサイコパスの人は、相手に好かれ、自分への攻撃を少なくする必要があります。

そのため、「相手の仕草を分析し、相手に好かれるような自分を作り出す」ことに超人的なスキルを持っています。

相手から好かれれば攻撃されることはありませんからね。

そのため、相手が「「悪い人」である自分を求めているな」と察知すれば犯罪行為でもなんでも犯します。

逆に相手が「「良い人」である自分を求めているな」と察知すればかなり良い人になります。

そんな理由から、どんな人からも「好かれる」人となることができます

この行動を心理学では、Externally assembled self(外側に作り出された自分)と言います。

そんな理由から、サイコパスは本当の自分のことは完全に押し殺し、相手に好かれる自分を作り出すことに長けている存在なのです。

まとめ

サイコパスの人は、とても過酷な家庭環境で生き抜くために、

  • 無いものは傷つかないと、自分の心を捨ててしまう(人間的な心、他人への罪悪感の欠如)
  • 少しでも周りに好かれて自分への攻撃を少なくしようと、相手の心を読み、相手に好かれる自分を作り出すことに超人的なスキルを持っている(魅力的な人物)

といった特徴を持ってしまった存在です。

なので、世間一般で考えられている冷酷な殺人鬼みたいなイメージは合っているところもあれば、「魅力的に見える」という点で間違っているところもあります。

ここまで読んでくれた方はありがとうございました!

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