犯罪の心理とは?【殺人事件の犯人の心理を解説】

なんか物騒な殺人事件多いけど、なんで犯人はあんなことしてしまうの?

といった疑問に答えます。

この時期を読むことにより、殺人事件を犯してしまうような犯人の心理がわかるようになります。

最近なんか殺人事件のニュースとか多いですよね。

そもそもなんで犯人はそんな事件を起こしてしまうのでしょうか?

その犯人の心理を、イギリスの心理学大学院修士課程で、刑務所の心理監査を担当していた教授に教わった筆者が解説します。

極度の被害妄想

殺人を犯してしまう心理には多数の理由があります。

そのうちの一つが、強い被害妄想です。

「俺の方が被害者なんだ」という考えですね。

客観的に考えたら明らかに犯人の方が悪いのに、なぜそんな風に考えてしまうのでしょうか?

その理由を解説してきます。

危険を察知するレーダーが異常なまでに高感度

被害妄想の強さの理由として、危険を察知する能力が異常なくらい高いためです。

人は、自分の身の安全を確保するために、自分の身を攻撃してきそうなものを察知するレーダーを誰もが持っています。

ですが、そのレーダーの感度の強さは人によって異なります。

弱めの楽観的な人もいれば、強い人もいます。

それが異常なまでに強くなってしまったのが、被害妄想が強い人です。

普通の人なら「危険」と認識しないようなものでも、「危険」と認識してしまう感じですね。

あおり運転だとか少し話題になってたことがありますが、あおり運転をしてしまう人は、この被害妄想がとても強い場合が多いです。

「あっちが〜やってきたから、ただやり返した」ってよく供述してますが、この危険レーダーの強さが分かりますね。

多くの人がそこまでしようと思わないようなことでも、危険のレーダーが強いので、「攻撃してきた」と感じてしまうタイプです

危険に常に晒されたので、高感度にせざるを得なかった

そこまで強くなってしまう理由として、幼少期に経験した危険の強さがあります。

そのレーダーの強度は幼少期の環境が多く関係するので、成長する過程のどこかで、常に自分の身が危険にさらされるようなことが起きしまいました

育った環境で性的虐待や身体的虐待があったりする場合が多いです

実際暴力事件とかしてしまう人の経歴を調べてみると、めちゃめちゃ酷い家庭環境で育ってる場合が多いです。

そんな危険な状態にずっといると、自分の身を守るために、自分の身の危険に対するアンテナがめちゃめちゃ強くなるのも当然です。

例えとして日本にある地震計をイメージしてもらうと分かりやすいです。

日本は、他の国より感度の高い地震計がたくさん設置されていますが、それは地震の危険にたくさん晒されているためです。

自分の身を守るために攻撃をする

被害妄想でも何でも、人間は危険を感じたら、その危険に対処する行動をとります。

人間が他の動物と殺し合って生きていた時代からある能力ですね。

その危険に対処する行動には、だいたい二つのパターンがあります。それを詳しく解説していきます。

周りを攻撃して身を守ろうとするパターン

周りの危険に対して攻撃することで対抗するようなタイプの人もいます。

攻撃する理由は、当然、自分を身を守るためです。

このタイプは、小さいときに身の危険(身体的虐待や性的虐待)を感じても我慢をしてきたけども、ただ我慢しても自分の身を守りきれなかったので、他人を攻撃することで自分の身を守ってきたタイプです。

その人たちの攻撃の理屈は、

「自分は攻撃してくる人たちに囲まれている(被害妄想)→自分の身を守りたい→ただ我慢しても無駄→攻撃し返す」

みたいな感じです。

ただ一言で攻撃するといっても、段階があります。

  • ちょっと自己主張強くなる
  • やたらと怒りっぽくなる
  • たまにぶちぎれるぐらい怒りっぽくなる
    ーだいたいの人はここで終わる(問題のないパターン)ー
  • 暴力をふるうようになる
  • 人を傷つけるような強い暴力を振るうようになる

ちょっと怒りやすかったりキレやすい人もいますよね。そういうところでは大きな問題になりません。

ですが、殺人事件の容疑者は、許される一線を越えて、強い暴力の段階に入ってしまいます

例えば2019年9月に起きたこの事件ですが、この事件の容疑者は、

「本当のお父さんじゃないのに、と言われ腹が立った」

と言っています。

本当の理由は本人しか知り得ませんが、「本当のお父さん」である自分を守るために強い怒りを見せたのでしょう。

常人よりも被害妄想が強く、怒りをかなり強く持って殺人に及んだのが分かりますね。

隠れたところで少しずつ怒りを貯めて爆発させるタイプ

明らかに怒りを見せずに、少しずつ貯めていって爆発させるタイプもいます。

このパターンは、普段は普通に社会生活送ってたり、もしくは少し引きこもりがちな生活をしている場合が多いです。

普段は見せませんが、「俺のことみんな攻撃してきやがって」っていう怒りがあるので、つもりつもってそれが爆発する場合があります。

この怒りには名前がついていて、

  • Intrusion of Negative affect(ネガティブ感情の侵入)
  • Narcissistic Rage(自己愛性憤怒)

って言います。(すみません日本語訳が正しいかどうかは分かりません)

この怒りは積もりに積もったものが爆発したものなので、めちゃめちゃ強い怒りです。

本人にもコントロールできないほどの怒りに支配されてしまいます

その怒りに任せて殺人事件を起こしてしまう犯人もいます。

ちなみに、

「なんであんなことをしてしまったかわからない」

っていう犯人もいますが、それはこの怒りを発散した後は冷静になることが多いので、罪悪感に苛まされてしまってるために言っている言葉です。

まとめとオススメの本

今までのことをまとめると以下の通りです。

  1. 被害妄想がとてもつよい
  2. 被害から自分を守るために人に対して暴力を行う
  3. 水面下で怒りを煮えたぎらせて爆発されるパターンもある。

もしこの記事を読んで頂き、面白いと思って頂いた方は、以下の本を読んでみるのもオススメです。

犯罪心理学

殺人だけではなく、なぜ人は犯罪を犯してしまうのか、広く浅く解説をしている本です。

入門 犯罪心理学 (ちくま新書)

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戦争における殺人の心理学

これはおまけ的な感じです。

殺人って倫理的に絶対許されないことですが、なぜだか人間は何千年も前から今まで人を殺しあう戦争をやっています。

そういう戦争の殺人心理を紹介しています。

戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)

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本に紹介されていたのを軽く紹介するとこんな感じです。

  • みんなやってるなら自分もやって大丈夫でしょ(集団免責)
  • 人と人の間に兵器(銃や戦車、戦闘機等)があるので、直接人を殺してる感覚が薄れてしまう。
  • 「丸い的に銃を撃つ→人の形をした的を撃つ→撃ったら血が出る人の形をした的を撃つ→人を撃つ」といった風に段階を踏んで慣れさせること(系統的脱感作っていう行動心理の応用です)

もし犯罪、とくに殺人といった凶悪事件の犯人の心理に興味のある方はぜひお読みくださいませ。

読んで頂き、ありがとうございました!

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