うつ病の人への「頑張れ」の言い方【元当事者が解説】

うつ病の人に頑張れって言っちゃいけないって聞くけど、どうやって話しかけたらいいの?

といった疑問にお答えします。

この記事を読むことにより、

うつ病の人への「頑張れ」の言い方が分かり、うつ病の人を傷つけてしまうことを防ぐことができます。

筆者は留学先のイギリスでうつ病になった経験があります。また、日本国内では適応障害って診断された経験もあります。

そんな元うつ病当事者が、どんな「頑張れ」がうつ病の人にとって悪く響いてしまうのか、解説をしていきます。

別に「頑張れ」っていう言葉自体は悪くはない

結論から言うと、うつ病を持っている人に「頑張れ」ということ自体は悪くないです。

精神科の先生でも、うつ病治療途中で頑張らなきゃいけないフェーズの人に対しては「頑張れ」って言うこともあるみたいですね。そのプレジデントオンラインの記事はこちらから。

筆者もうつ病持っていた時に、「頑張れ」っていう言葉に対して嫌悪感持っていたわけではありません。

ただ、頑張れと一言で言っても、悪い頑張れと良い頑張れがあります。

それぞれを解説していきます。

悪い頑張れの例

動いてないのは気力が足りないから「頑張れ」

うつ病によくある症状として、集中力が落ちたり、今までの仕事効率が急激に落ちたりします。

うつ病に理解がない人には、表面的な行動だけを見て、それが甘えだとかサボっているように見えてしまったりします。

そうすると、

「最近たるんでるんじゃないのか?もっと頑張れよ」
「もっと仕事頑張れよ」

と言ってしまったりします。

これがうつ病の人を傷つけてしまったりします。

その理由は二つあります。

  1. うつ病の人は頑張りたいのに頑張れない
  2. 頑張れない自分を責めている場合がある

うつ病にかかると、体と頭の動きがかなり鈍くなります。

そうなると、気持ちとしては「やらなきゃ」ってなっているのに、体と頭だけが動かないみたいな状態になります。

人によっては

  • 「なんで自分はこんなにできないんだろう」
  • 「みんなできてるのに」

といった感じで自分を責めてしまう人も出てきます。

筆者がイギリスでうつ病になった時にはちょうどこのような状態でした。

実際に言われたわけではないですが、表面的に動けない姿だけ見られて「留学きたんだからもっと頑張んなきゃダメだろ」なんて言われたら正直かなり辛かったと思います。

なので、病気のことを理解せずに、動けない姿だけ見て「頑張れ」っていうのはやめたほうがいいかもです。

辛いのは自己責任なんだから「頑張れ」

「そんな辛いことしてるのは自己責任なんだから、もうちょい頑張れよ」と言ってしまうのも良くないですね。

うつ病になってしまう人は、自分のキャパよりも多くのことをしていることが多いです。

キャパオーバーの仕事量を受けたり、メンタルのキャパオーバーの批判非難を受けたりですね。

そのキャパオーバーの状態が続くことで、うつ病になったりしてしまいます。

一方で、その状態をあまり好ましく思わない人もいます。

自分のしていることへの責任感が強く、自己主張が強い人は言ってしまいがちなのですが、

  • その仕事自分で受けたんだから最後まで頑張りなさいよ
  • そんな辛いことしてるの自業自得なんだからもうちょい頑張れよ
  • その選択したの自分でしょ?

といった感じで、「そうなってるのは自己責任なんだから責任を持って頑張れ」といったニュアンスで頑張れと言ってしまいます。

これをしてしまうと、自己否定を加速させてしまう可能性があります。

  • こんなのも出来ない自分はダメだ
  • 自分で自分の責任も取れない自分はダメだ

といった感じで悩みを深めてしまいます。

「自己責任なんだから頑張れ」というのは正しい意見でもあります。

ですが、うつ病の人にはあまり良くない言葉なので、言うのはあまり良くないかもしれないです。

いい頑張れの例

普通の病気や怪我だってことを理解した上での「頑張れ」

では、どんなふうな「頑張れ」だったらうつ病の人を傷つけてしまうことを防げるのでしょうか?

個人的には、体の病気と同じように扱う「頑張れ」 は全く問題ないと思います。

心の病気のうつ病と体の病気は、同じ病気です。

ですが、なぜか心の病気となると別物のように扱ってしまいます。

「あの人はうつ病だから距離をとってあげたほうがいいのかな」

ともしかしたら善意でやっていることもあるかもしれません。

ですが、「うつだから」っていう特別扱いががうつ病の当事者辛かったりします。

ここでやってほしいことは、

うつ病を体の怪我をした時と同じように、「心の怪我」として治療を応援することです。

例えば

  • 「治療大変だろうけど頑張って治して」

といった感じですね。

実際に筆者がうつ病にかかってたときに言われた言葉があります。

  • 治療大変だろうけど頑張れ
  • 頑張りすぎでうつになったんだから少しは休むの頑張れ

こういった「頑張れ」だったら全く問題ない気はしますね。

うつ病は心にしてしまった怪我でもあります。

ぜひ体の怪我と心の怪我を区別しないようにしていきましょう。

そうすれば「頑張れ」で傷つけることは少なくなるかと思います。

まとめ

まとめると、悪い「頑張れ」は以下の通りです。

  • そんな辛くなってるのは自己責任なんだから「頑張れ」
  • 動けない姿だけを表面的にみて「頑張れ」

一方で良い「頑張れ」は以下の通りです。

  • 普通の怪我の治療のように扱ってくれる

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ここまで読んで頂いてありがとうございました!

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